ふくしまFM

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ナカヤマアキヒコのROCK愛好会 ナカヤマアキヒコのROCK愛好会

#9 イギリスに渡ったブルースからブリティッシュ・ロックの誕生へ

8月26日放送分
#9「イギリスに渡ったブルースからブリティッシュ・ロックの誕生へ」

9回目の番組テーマは…「イギリスに渡ったブルースからブリティッシュ・ロックの誕生へ」
ブルースが英国と米国を行き来して次第に生まれてきたのがロック。イギリスでもアメリカでも「みんな最初はブルース・バンドだった」と言っても過言ではありません。
しかし、イギリスでアメリカのジャズやブルースに憧れた若者らが、そこから「ブリティッシュ・ロック」を生み出していきます。
その流れを、ブルース研究家、今井秀和さんをお店にお迎えして、曲を聴きながら辿っていきます。

  • Mannish Boy / Muddy Waters

    シカゴ・ブルースのエレクトリック・バンド・スタイルの祖。原曲は1955年リリース。音が小さくてクラブでは聞こえないという観客の要請に応じてエレクトリック化。1958年初の欧州ツアーが英国にとって最初のブルース・ショック。

  • Psycho Daisies / The Yardbirds

    イギリスでのブルース/ロックの根源的位置づけのバンド。3大ギタリストが有名だがこの曲ではジミー・ペイジとジェフ・ベック二人のギターが聴ける。

  • Dust My Blues / John Mayall & The Blues Breakers

    唯一といっても過言ではない初期から英国ブルース界を支え続けたバンド。クラプトンではなくピーター・グリーンの本格的ブルースギターが聴ける。

  • Black Magic Woman / Fleetwood Mac

    サンタナで大ヒットしたがこっちがオリジナル(ギターは同じくピーター・グリーン)。初期はブルースバンド色が強かったものの次第にポピュラー色が強くなっていく。

  • Lonesome Whistle Blues / Chicken Shack

    ブリティッシュ・ブルース・ロックの雄といえばこのバンド。イギリスの若者がやっているとは思えない正統的なブルースそのもの。

  • You Don’t Love Me (You Don’t Care) / Savoy Brown

    フリートウッド・マック、チキン・シャックにこのバンドを加えたのが3大ブリティッシュ・ブルース・ロック・バンド。このころになってくるとブルースの香りはしつつも次第に「咀嚼・消化」してロックっぽくなってきているのがわかる。ちなみにこのアルバムでは、サヴォイ・ブラウンのキム・シモンズに加え、チキン・シャックのスタン・ウェブ、更にはキーフ・ハートレー・バンドのミラー・アンダーソンが参加という豪華ギタリスト詰合せ。

  • Stone Cold Fever / Humble Pie

    1971年の作品だが既にブルースを消化し尽して完全にハードな「ブリティッシュ・ロック」の貫録。スティーヴ・マリオットのバンドと思われがちだが、もとはピーター・フランプトンが作ったバンド。このアルバムの時点では二人とも在籍している。

  • Our Love Is Drifting / The Paul Butterfield Blues Band

    イギリスでブルースが盛んになりロックとして育ってくのを見たアメリカでもこの流れによって大いに刺激を受けた。本場アメリカでの本格的ブルース・ロック・バンドといえばマイク・ブルームフィールドとエルヴィン・ビショップ二人のギタリストを抱えるこのグループ。

  • I Can’t Quit You Baby / Rolling Stones

    ストーンズこそイギリスでブルースからスタートしたブリティシュ・ロックの最古参バンド(?)。ストーンズの本格ブルースはなかなか珍しいがさすがの貫録。でもちょっとソロが違うでしょ?実はクラプトンが参加してます。ツェッペリンの1枚目でもこの曲が入っているほどのブルースのスタンダード。

番組はSpotifyでも聞くことができます

※上記リンクはトークのみのプレビュー版です。楽曲と合わせての再生は、タイトルをクリック後、Spotifyに飛んでからお楽しみ頂けます。

2022.08.27(土) 00:00

#8 アメリカ南部のロックを旅する

8月19日放送分
#8「アメリカ南部のロックを旅する」

8回目の番組テーマは…「アメリカ南部のロックを旅する」
南部の土着なサウンド。ブルースからカントリー、ここにはアメリカのロックの素が存在しています。
ギター弾きまくり。熱い演奏がパッケージされている当時のサウンドを、改めて聴くと、今にはない、音楽の手触りを感じることができるはずです。

  • Sweet Home Alabama / Lynyrd Skynyrd

    彼らの代表曲。最も脂ののっていた1976年アトランタでのライブ。

  • Don’t Want You No More (2:24) ~ It’s Not My Cross To Bear (5:03) / The Allman Brothers Band

    1969年リリースのデビューアルバムの最初の1・2曲がこれ。続いて流れてくるこの部分を初めてロック喫茶で聞いた時には大変驚きぶっ飛んだ。

  • Can’t You See / The Marshall Tucker Band

    1973年のデビューアルバムですぐにヒット。ブルースではなく、かなりカントリー(カウボーイ)色が強いが、ギターソロにも味がある。

  • Tightrope / Stevie Ray Vaughan

    どの曲を紹介するものか迷うほど、短いのキャリアの中で名曲名演奏が満載。あえて最終期1989年の曲を。

  • Jessica / The Allman Brothers Band

    デュアンの死後、ベーシストのベリー・オークリーまで失い、ディッキー・ベッツが一人でギターを弾きまくる形になり、このあたりではカントリー色がかなり強くなった。

番組はSpotifyでも聞くことができます

※上記リンクはトークのみのプレビュー版です。楽曲と合わせての再生は、タイトルをクリック後、Spotifyに飛んでからお楽しみ頂けます。

2022.08.20(土) 00:00

#7 気ままに選んでみた

8月12日放送分
#7「気ままに選んでみた」

今回はテーマを設けず、気ままに選んでみました。
気まま・・・と言いながら、選曲すると難しい。あれも、これもとレコードやCDを見つめていると「かけてくれ!」とそれぞれの曲が訴えてくるようです。
やっとかけられるストーンズや、ビートルズのロックテイストな曲、かけたかった曲をとにかくセレクトしました。

  • Born To Be Wild / Steppenwolf : Steppenwolf

    映画「イージーライダー」で一挙に知られることになった1968年のヒット曲。当時のカウンターカルチャーの象徴のような曲になったが、アメリカの根本的問題を現代に伝える象徴でもある。

  • Brown Sugar / The Rolling Stones : Sticky Fingers

    どのようなロックのカテゴリーにもぴたりとはまらない。ストーンズはストーンズ。ライブにも何かわからないが不思議な力がある。1971年。

  • Call Me The Breeze / J.J.Cale : Naturally

    なかなか表舞台に出てこなかったが1972年当時は秘かに玄人受けの存在であった。クラプトンが秘かに敬愛するアーティストとして有名。

  • Walk Away / James Gang : Third

    1971年にヒットしたが、のちにリーダーであったジョー・ウォルシュがまさかあのイーグルスに加入するとは思わず、テイストの違いがどういうことになるのか、知る人は悩んだもの。

  • Lowdown / Boz Scaggs : Silk Degrees

    1976年大ヒットとなったアルバムから。今までのロックにはない洒落たサウンドが取り沙汰されたが、Boz自身はブルースやR&Bをルーツに持っている。

  • Hey Jude / Wilson Pickett : Hey Jude

    1969年リリースのアルバム。ギターを弾いているのがスタジオ・ミュージシャン時代のデュエイン・オールマンで、サビまではリフを鳴らす程度だがソロでは待ってましたとばかりに弾きまくる。

  • I’ve Got A Feeling / The Beatles : Let It Be

    1970年発売のビートルズ最後のアルバム(と言われている:諸説あり)から、彼らとしては珍しく、なかなか骨太でブルージーな曲。

  • The End / The Beatles : Abbey Road

    1969年発売の名アルバムから、珍しいリンゴのドラムソロがあり、そのあとでポール、ジョージ、ジョンの3人が順番にギターソロを弾くというこれまた珍しい構成の曲。

番組はSpotifyでも聞くことができます

※上記リンクはトークのみのプレビュー版です。楽曲と合わせての再生は、タイトルをクリック後、Spotifyに飛んでからお楽しみ頂けます。

2022.08.13(土) 00:00

#6 ウッドストックはロックの世界遺産だ!

8月5日放送分
#6「ウッドストックはロックの世界遺産だ!」

1969年、アメリカ・ウッドストックで行われた伝説的野外音楽フェスティバル。当時のアーティストの貴重なLIVE音源を聴きながら、語っていきます。
開催当時の様子や、その背景、それぞれのアーティストのギャランティの話まで。何より、すごい数のバンドやアーティストが、3日間パフォーマンスし続けた、その音源が残っているなんて。未だに語られることが多いROCKの歴史上、重要な位置を占める音楽フェスティバルを、あらためて振り返ってみます。

  • I’m Going Home / Ten Years After

    当時のギター少年は初めてこのグループ(ギタリスト:アルヴィン・リー)をウッドストックのLPや映画で知ってぶっとんだはず。当時としては最高峰の速弾きギター。

  • Summertime Blues / The Who

    どちらかというとライヴ向きのパワーと視覚的刺激のあるグループ。翌年のLive At Leedsとともに一挙に知られるようになった。

  • I Put A Spell On You / Creedence Clearwater Revival

    ライヴにも定評のあるグループ。この曲は今でも通用する独特の雰囲気を持っている。ジョン・フォガティの力強いヴォーカルと、きちんとレコードどおりに弾くギターソロもいい。

  • Chest Fever / The Band

    ウッドストックの前年1968年に「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」で全世界に衝撃を与えた彼らは、地理的にもウッドストック近郊で生まれたようなグループ。

  • Star Spangled Banner ~ Purple haze / Jimi Hendrix

    ジミ・ヘンドリクス自身も、サイケデリックになったアメリカ国歌も、当時のロック好きには衝撃であったし、結果的にウッドストックを象徴するような存在になってしまった。

番組はSpotifyでも聞くことができます

※上記リンクはトークのみのプレビュー版です。楽曲と合わせての再生は、タイトルをクリック後、Spotifyに飛んでからお楽しみ頂けます。

2022.08.06(土) 00:00
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