ふくしまFM

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キミノチカラ、海をこえて~青年海外協力隊の道~ キミノチカラ、海をこえて~青年海外協力隊の道~

2023年10月28日(土)放送分 GUEST:清水梨沙さん(後編)

2023年10月28日(土)
GUEST:清水梨沙さん(後編)

約1年ぶりに戻ってまいりましたこの番組!
今週もJICA海外協力隊の魅力をたっぷりお伝えしていきます!
JICA海外協力隊応援人、DJイタルです。

今週のゲストは、先週に引き続きまして、
青年海外協力隊 2016年度4次隊で、大洋州の島国ソロモンに派遣されていました、清水梨沙 (シミズ リサ)さんです。
職種は環境教育です。

今週も秋のJICA二本松訓練所にお邪魔しました。
いよいよ2023年度3次隊の訓練が始まっています。
訓練が始まりますと一気に活気に満ち溢れていますね。
がんばれ!訓練生!福島にようこそ!

さて、今週のゲスト清水さんが派遣された国が「ソロモン」!
太平洋に浮かぶ島国。何と1000の島があるそうです。
僕らが思い浮かべるまさに、The 島国!
半袖、短パン、ビーサンが通常スタイルです。

清水さんの職種が「環境教育」
環境教育という仕事は、自然保全・動物保護などのグリーン系と呼ばれる仕事と、廃棄物やゴミ問題などのブラウン系と呼ばれる仕事と、大きく2つに分けられるそうです。
清水さんは、ブラウン系。
要請内容は、住民の環境啓発活動、アルミ缶リサイクル事業推進、ごみ収集改善、自然環境保護推進という、多種多様な幅の広い要請だったそうです。
とまぁ、文字で見ると何とも難しそうな要請です。

では、実際に、ソロモンのイザベル島の州政府・環境保全課に派遣された清水さんですが、最初に言われた一言が「予算がない!」

んーと。さて、どうしましょ??
青年海外協力隊。途上国の要請のもと派遣されていくんですが、国によっても、地域によっても、受け入れる配属先によっても、環境も条件もまるで違うのです。現地に行ってみて、あれ?話が違う??ってことも。

そこで清水さんが考えたのが、身一つでできる活動。
絵を描くことが好きな清水さんが考えたのが、ゴミになっていたペットボトルから作るピアス作り!ペットボトルをいい感じの大きさに切って色を塗ってピアスのパーツをつけた手作りピアス。
これをマーケットに並べてみると、何と一瞬で完売!
「あ、売れた!そう言えば、私の活動、予算がなかったんだ。」
これに味をしめて大量生産に乗り出すのです。笑

なんかコミュニティ開発みたいな活動になってます?!笑
協力隊には地域の人たちと物作りで収入を上げる活動もあるんです。

でも清水さんの活動はそれでは終わらないのです。
そうゴミの意識の問題。地元の小学校に行ってみると、600人の全校生徒に対し、学校に設置されているゴミ箱の数は、何と1つ。1つ??
学校の窓の外にはゴミが山積み。窓からポイ捨てするそうです。

これはゴミを捨てるシステムが無いからだと考えた清水さんは、先程のピアスの売上で小学校にゴミ箱を寄付することにしました。でも、ただ寄付すればいいわけでもなく、なぜゴミ箱を寄付するのか丁寧に説明をすることが大事なのです。今まで捨てていたペットボトルゴミがピアスになり、地域の人たちがそのピアスを買ってくれて、その売上がゴミ箱に変わるというストーリー。ゴミのリサイクルとゴミ意識を地域で考える事が大事なのです。

もう一つ。清水さんはゴミ拾い活動にもチカラを入れていました。
ゴミ拾いをやろう!というのは簡単なんですが、自発的にゴミを拾ってもらうにはどうすればいいのか。それは我慢でした。来る日も来る日も一人でゴミを拾い続ける清水さん。ある時、一人、また一人と何も言わずにゴミを拾ってくれる生徒が現れたのです。黙って背中で語るってやつです!カッケーよ!

清水さんは今、JICA二本松のスタッフとして働いていますが、それは青年海外協力隊の2年間の恩返しだそうです。
夢を持つ人たちの応援をしたい!
それが清水さんの今の夢だそうです。

そして夢の話がもう一つ。
清水さんの同期でアフリカ・ベナンに派遣された隊員さんが、そこで出会ったベナンの民族衣装に魅了され、帰国後に服飾の勉強をして、何とこの夏、イタリア・ミラノコレクションでデザイナーデビューしちゃったんです。
こんなに人生を変えちゃう人もいるんです。
スゲェよ青年海外協力隊!

JICA二本松インフォメーション

いよいよJICA海外協力隊の2023年秋募集が始まりました!
募集期間は11/1から12/11までです。

JICA海外協力隊は20歳から69歳までの方がチャレンジすることができます。
国や地域づくり、食べ物や自然、ものづくり、教育やスポーツ、医療や福祉、
エネルギーや生活サービスに関わる仕事など、180種類以上の職種の中から、
自分に合った仕事を選ぶことができます。

あなたの知識や技術や経験を開発途上国の人々のために生かしてみませんか?
詳しくは「JICA海外協力隊」で検索してください!
たくさんのご応募お待ちしています。

そして、JICA二本松では、海外協力隊のこと、国際協力のこと、何でも相談できるJICA二本松「なんでも相談窓口」を開設しています。詳しくは、JICA二本松のホームページや公式SNSをご確認下さい。

JICA二本松 facebookはこちら!
あなたの「いいね!」お待ちしております

2023.10.28(土) 09:00

2023年10月21日(土)放送分 GUEST:清水梨沙さん(前編)

2023年10月21日(土)
GUEST:清水梨沙さん

約1年ぶりに戻ってまいりましたこの番組!
そう!JICA海外協力隊の魅力をたっぷりお伝えしていきます!
JICA海外協力隊応援人、DJイタルです。

今週のゲストは、番組169人目のゲストさんになります。
青年海外協力隊 2016年度4次隊で、大洋州の島国ソロモンに派遣されていました、清水梨沙 (シミズ リサ)さんです。
職種は環境教育です。

今回は久っしぶりJICA二本松訓練所にお邪魔しました!
木々が色づき一足早い秋を迎えております。
今週のゲスト清水さんは、今年の4月からJICA二本松のスタッフとして働いています。

まず正直な清水さん。海外への興味とか憧れとか・・・特になかったそうです!
英語は苦手だし、協力隊って聞いたことはあるけど縁遠い世界だと思っていたそうなんです。
そんな方がなぜ青年海外協力隊に?!

学校を卒業され、営業職として働いていた頃。
20代も後半になり、人生と仕事といろいろ悩む時期だったのです。
そんなある日、営業先で訪れた中小企業の社長さんに「本当にやりたい事があれば挑戦したほうがいい!」と言われ、遠回しに営業は向いていないと言われているのかと思いきや。笑。素直だった清水さんはソレを間に受け、真剣にやりたい事を考えたのです。
小さい頃になりたかったもの。そうだ!小さいころ動物が好きだった。
動物保護や環境保護のような仕事をしようと思ったそうです。
そんなとき、一緒に働いていた同僚から「青年海外協力隊」ってのがあるよ!
やってみたらと勧められ、また間に受け、協力隊を調べて見るのでした。
何がスゴいって。協力隊を勧めた友達がスゴイ!ありがとうー!

そんなこんなで協力隊の受験をするんですが、青年海外協力隊は応募書類に行きたい国の希望を3ヶ国までかけるんです。
清水さんの希望は、単純に「動物=アフリカ・ケニア」
希望はアフリカのケニア1本!・・・の、はずだったんですが。
応募書類を提出する前に、というか郵便局に投函する直前に「サバンナもいいけど、海もいいなー」と思い、どこにあるかも分からない「ソロモン諸島」を第二希望に書いたのです。
ちょっと弱気になったん?!いえ、何としても合格したい一心です。

まぁこれが運命なんでしょうね。
この偶然のような巡り合わせが協力隊の面白さなんです。笑

そうです!見事!ソロモンに合格!
こうして清水さんの協力隊人生が始まったのでした。

さて、ソロモン?どこにあるん?
このぐらいの知識でも協力隊に合格できるんです。笑

大洋州に浮かぶ大小1000の島からなるソロモン諸島。
開発途上国といっても、協力隊が派遣されるほとんどの国では一応、水道も電気も使えますし、今やスマホやケータイを持っている人も多いのです。
ソロモンでも首都では水も電気もインターネットも使えるそうです。

でもしかーし。
残念ながら清水さんが派遣された島ではインターネットはほとんど使えなかったのです。
あるにはあるんです。ただネットで検索画面を開くと次のページに行くのに4時間。 LINEなんてLINEスタンプを送られた日にはスマホがフリーズ。インスタなんてぼんやりした写真がふんわり見える程度。笑
まだまだ首都と地方では差があるのですね。

なんせ清水さんが派遣された島では車は20台も無く、移動手段は船!
船と言ってもカヌーだったり、小さいモーターがついた程度。
出張となれば、それで荒波に立ち向かっていくんです!
どこで手に入れたか低反発の座布団を船用に持ち歩くソロモンの偉い人たち。
清水さんもだいぶソロモンでは船の乗り方が上手くなったと言います。

さ、そんなソロモンでの活動については、また来週です。

JICA二本松インフォメーション

いよいよJICA海外協力隊の2023年秋募集が始まりました!
募集期間は11/1から12/11までです。

JICA海外協力隊は20歳から69歳までの方がチャレンジすることができます。
国や地域づくり、食べ物や自然、ものづくり、教育やスポーツ、医療や福祉、
エネルギーや生活サービスに関わる仕事など、180種類以上の職種の中から、
自分に合った仕事を選ぶことができます。

あなたの知識や技術や経験を開発途上国の人々のために生かしてみませんか?
詳しくは「JICA海外協力隊」で検索してください!
たくさんのご応募お待ちしています。

そして、JICA二本松では、海外協力隊のこと、国際協力のこと、何でも相談できるJICA二本松「なんでも相談窓口」を開設しています。詳しくは、JICA二本松のホームページや公式SNSをご確認下さい。

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2023.10.21(土) 09:00
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