今週のゲストは、番組167人目のゲストさんになります。
青年海外協力隊 2021年度3次隊で、今まさにアフリカ・マラウイに派遣されています、新田 唯奈（ニッタ ユイナ）さんです。
職種は理学療法士です。
郡山市のご出身です。

なーんとなんと何と、今週もアフリカとオンラインで繋ぎましてオンライン収録となります！ 今週はマラウイ！！時差は７時間です！

今週のゲスト新田さんはマラウイに派遣されて１０ヵ月。
もちろんコロナ禍のマラウイではありますが、もうほとんどの国民がマスク無しの生活を送っているそうで、仕事上でも感染リスクの高い状況や１体１の対面でない限りマスクは着用していないそうです。
それぞれの国によってコロナの認識や対応は違うんですね。
ただその中でもJICAのコロナ対応ルールはあるそうで、通常であれば協力隊員の足になっていた乗合バスのような移動手段は制限されていて、運転手と隊員一人のタクシー利用に限定されているそうです。
現地の人たちが使う地元の乗り物と言うのは、協力隊員にとっても大切な移動手段だったわけで、それが現地の生活を知ることであり、現地の人たちとの交流の場所でもあったわけですよね。
もちろん現地で生活する強力隊員の健康と安全が第一ですので、仕方のないことではあるんですが、ちょっと寂しいですね。

新田さんの国際協力への興味というのは大学時代に遡ります。
大学時代には海外の医療事情を学ぶために海外研修に参加し、開発途上国の医療、リハビリテーションに関わり、日本との違いやリハビリテーションのあり方を考えるキッカケになり、国際協力に興味を持ったそうです。
そして、もう一つの大きなキッカケが、何と新田さんのお姉さんが青年海外協力隊員だったのです！
コミュニティ開発の職種でアフリカ・ブルキナファソに派遣されていたそうです。いやーそんな身近に協力隊経験者がいたとは、スゴいキッカケです。
ただ新田さんが協力隊に参加するにあたり、一番心配していたのがお姉さんだったそうです。もちろん協力隊の苦労と喜びを知る人だからこその心配だったのかもしれませんね。
「現地の文化を取り入れ楽しんで、そんなに考えすぎずに生活してね。」
なんと説得力のあるお言葉でしょう！さすがOG！

そんなお姉さんの言葉に後押しされて、今、マラウイの病院で理学療法士として働いています。理学療法士というのは、リハビリをサポートする人と言った方が分かりやすいでしょうか。
マラウイではまだまだリハビリテーションというのは新しい分野で、今後ますます注目されていく職業だそうです。
そして、現場でのリハビリ活動も大事ですが、現地の理学療法士を育て、また病院現場の運営や管理体制のサポートやアドバイスというのも新田さんの大きな役割のようです。

最初はコミュニケーションの難しさからお互いのやりたいことのちょっとしたズレがあったそうですが、語学の上達と共に密に伝えることができるようになった今、ちょとづつ充実感も感じているそうです。

日本との違いから自分が学ぶことも多いという新田さん。
残り1年ちょっととなりますが、現地の理学療法士の要望や目標を聞きつつ、しっかりとサポートしていきたいそうです。

「The Warm Heart of Africa（アフリカのあたたかい心）」とも呼ばれるマラウイで、現場をサポートしながら理学療法士を育て、またマラウイの発展のためにチカラを尽くしていくんですね。
新田さんの協力隊の道は、まだまだ続きます。

あ、ここだけの話。
お休みの日は、エアロビクスしてるらしい。あと、バレーボールも。
しっかりと地域にとけ込んでいますね。

がんばれ！新田さん！

さぁ、来週も福島県出身の隊員さんが登場します！
来週はどこの国なんでしょ。

いよいよJICA海外協力隊の2022年秋募集が始まりました！
募集期間は11/1から12/12までです。

JICA海外協力隊は20歳から69歳までの方がチャレンジすることができます。
国や地域づくり、食べ物や自然、ものづくり、教育やスポーツ、医療や福祉、エネルギーや生活サービスに関わる仕事など、190種類以上の職種の中から、自分に合った仕事を選ぶことができます。

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