ふくしまFM

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キミノチカラ、海をこえて~青年海外協力隊の道~ キミノチカラ、海をこえて~青年海外協力隊の道~

2022年2月26日(土)放送分 GUEST:烏中啓子さん<後編>

2022年2月19日(土)・26日(土)
GUEST:烏中啓子さん

JICAベトナム事務所 ボランティアコーディネーター

今週もなーんと、海外からリモート出演!

今週のゲストは先週に引き続き、去年の3月からベトナムに赴任されています、
JICAベトナム事務所 ボランティアコーディネーター 烏中啓子(ウナカケイコ)さんです。福島県南相馬市のご出身です。

烏中さんが務めるベトナム事務所は日本人スタッフが40人、現地ナショナルスタッフが50人とJICAの在外事務所の中でも大きな事務所なんですって。

先週もご紹介しましたがベトナムは、2020年のJICA海外協力隊全隊員の一時帰国から、いち早く隊員の派遣を再開させた国でもあります。
比較的新型コロナの影響も少なく、現在は16人の協力隊員が活動をしています。

さて、そんな協力隊員の現地での活動を支える烏中さんは青年海外協力隊の経験者でもいらっしゃいます。
2005年1次隊としてフィジーに派遣されていました。
そう、噴火のあった大洋州のトンガという国の近くなんです。
フィジーでは視聴覚教育という職種で、教育省の学校放送教育部で、ラジオを作ったり、映像教材作ったり、啓発ポスターを作ったりする仕事をされていたそうです。

一時期は現地の人とケンカする毎日だったそうですが。笑
今思えば、必要なケンカだったと言い聞かせているそうです。
まぁ言い方を変えれば、お互いの気持ちや意見を重ねるってことですね。
協力隊の任期を終えて15年以上経ちますけど、今でもそんなフィジーの人たちと繋がっているそうですよ。
ケンカをしていても、毎日お昼ゴハンは奢ってもらっていたらしいし・・・
仲が良いのか悪いのか。それも異文化理解か。笑
いや、それが青年海外協力隊協力隊ってことですね。

そんな協力隊の経験が、その後の人生を決める大きな経験だったと言います。

隊員時代にあまり上手く活動できなった。現地の人に何か恩返しがしたい。
そう思って、国際協力の道に進んでいくのです。

日本を離れ、今ベトナム事務所で働く理由の一つも、直接自分が何か出来なくても、青年海外協力隊に携わることで、間接的に何かできる事があるかもしれない。だからこそ、現地で協力隊を支えるこの仕事を選んだそうです。

現地で今の隊員を見ていると驚くことも多いそうです。
短い期間でも成長がはっきり見えるそうです。
言語や生活の順応、考え方が数ヶ月で変わっていく彼らの成長スピードに鳥肌の立つ思いだそうです。
それが現地で見る日本の若者の姿なんですね。わー涙出るわー。

そんな青年海外協力隊を陰で支える烏中さん。
烏中さんの活躍が、協力隊の活躍に繋がっていくんですね。
プレッシャーかけるようですが、責任重大です。笑
でもきっと協力隊の経験者だからこそできるサポートがありますよね。

烏中さんのような、ちゃんと現地で支える人がいるからこそ青年海外協力隊が伸び伸びと活動できるんですね!
なんか嬉しいっすね。

JICA二本松インフォメーション

JICA海外協力隊は、開発途上国の現地の人々とともに生活や技術の向上などに取り組む活動で、すでに5万3千人以上の多くの方々が参加しています。
また、帰国後は日本や世界で、協力隊の経験を活かした活躍が期待されています。
一時は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全世界の派遣隊員の帰国を余儀なくされ、新規の派遣も延期されていましたが、現在は、派遣先国での隊員の健康と安全確保を確認した上で派遣を再開しており、すでに多くの隊員が活動しております。

あなたの力がいつか世界を変える力になります!
詳しくは、JICA二本松のホームページや公式SNSをご確認下さい。

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2022.02.19(土) 09:00

2022年2月19日(土)放送分 GUEST:烏中啓子さん<前編>

2022年2月19日(土)・26日(土)
GUEST:烏中啓子さん

JICAベトナム事務所 ボランティアコーディネーター

今週のゲストは、なーんと、海外からリモート出演!
今日はベトナムと繋いじゃいます!
もーホントすごい時代だね。

去年の3月からベトナムに赴任されています、
JICAベトナム事務所 ボランティアコーディネーター 烏中啓子(ウナカケイコ)さんです。福島県南相馬市のご出身です。
青年海外協力隊の経験者でもいらっしゃいます。2005年度1次隊でフィジーに派遣されていまして、実はこの番組にもご出演いただいておりました。
今日は時差2時間のベトナムと海外オンライン収録です。

さて、なんでベトナムかと言いますと。

実は2020年の3月に、新型コロナウイルスの影響から、JICA海外協力隊は全世界の隊員が順次一時帰国しております。それに伴い、派遣の延期、訓練の延期、新規募集の停止など、JICAでもさまざまな影響があったんです。

そんな中、ベトナムがいち早く協力隊の派遣が再開された国なんです。
もちろんそのための調査や準備が同時に進められていたわけです。
2020年11月の再開後、現在16名の隊員が活躍しています。
なんと福島県出身の隊員さんもいるそうです。
いつかこの番組にも出演してもらいましょ!

さてJICAベトナム事務所は首都ハノイにあり、ホーチミンにも支所があります。ベトナムではいろんな事業をしていて、ベトナムの開発と日本との関係強化のため、技術協力プロジェクトや資金協力、民間連携事業や草の根技術協力、そしてボランティア事業など多岐にわたります。
例えば病院の整備事業や運営管理、ハノイの地下鉄事業にも関わっているそうです。

そして、烏中さんのボランティアコーディネーターという仕事は、現地の青年海外協力隊などのボランティア活動を支える仕事なんです。
そしてもう一つは、協力隊が活動する場所を開拓する仕事もあるのです。
コロナ禍で協力隊を再開するにあたり、いろんな手続きが複雑化したり、ボランティアを派遣する任地に直接伺うことができず、リモートでの調整が続いたりとコロナ禍での苦労もあったようです。

コロナの影響は協力隊員も例に漏れず、オンライン授業や自宅でできる活動をされているそうです。
ただそれでも、同じ国で同じ時間に活動していることに意味があると言います。

コロナの影響だけでなく、時代と共に少しずつ変化する青年海外協力隊。
その変化に柔軟に対応する協力隊員。
さぁそんな協力隊員を影ながら支える烏中さんの活躍も期待していますよ!

JICA二本松インフォメーション

JICA海外協力隊は、開発途上国の現地の人々とともに生活や技術の向上などに取り組む活動で、すでに5万3千人以上の多くの方々が参加しています。
また、帰国後は日本や世界で、協力隊の経験を活かした活躍が期待されています。
一時は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全世界の派遣隊員の帰国を余儀なくされ、新規の派遣も延期されていましたが、現在は、派遣先国での隊員の健康と安全確保を確認した上で派遣を再開しており、すでに多くの隊員が活動しております。

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2022.02.19(土) 09:00

2022年2月12日(土)放送分 GUEST:桑原志織さん<後編>

2022年2月5日(土)・12日(土)
GUEST:桑原志織さん

青年海外協力隊 2010年度4次隊でモロッコに派遣

今週のゲストは、先週に引き続きまして、
青年海外協力隊 2010年度4次隊でモロッコに派遣されていました、
桑原志織さんです。職種はPCインストラクターです。

桑原さんが派遣された国が「モロッコ」
北アフリカの国。北は地中海、西は大西洋と半分は海に囲まれた国。
海を渡ればすぐヨーロッパです。大人のバカンス的な特集もされる国でもありまして、僕らが持つアフリカのイメージとはちょっと違いますかね?!

桑原さんの職種が「PCインストラクター」
簡単にいうとパソコンの先生ですね。
首都から電車で6時間。アトラス山脈にあるハウズ県のタハナウト市にある「教育省ハウズ支局」のIT室に派遣されまして、支局のホームページの立ち上げや市内の小学校を巡回してパソコンの基礎的な授業を行っていたそうです。

ただ当時はまだまだパソコンが普及されてなく、海外から寄付されたけど使われていない埃をかぶったパソコンを掘り起こしから始まったそうです。
複数の使えそうなパソコンや部品を並べて1台を組み上げるなんてことも。笑

まぁ協力隊員みんながそうですが、全てがお膳立てされているわけではなく、そこに何があって、誰がいて、何が必要とされていて、どうすればできるのか、という現地の状況を確認することから始まるんですよね。

だから、パソコン授業はクリックって何?から始まる。
もっと言えば、パソコンにお茶をこぼさないでね。から始まる。

もちろん初代の隊員となると協力隊が活動する土台作りも大変なんです。
協力隊って何?何しに来た?稼ぎにきた?ボランティア?
JICAや青年海外協力隊を理解してもらうコトも大事な使命なんです。
とにかく次に繋げる活動、いや営業をしたそうです。日本人はイイ人と思ってもらえるように、同僚の誘いは断らず、イベントの出張や同僚の活動の手伝いなどできることはなんでもやったそうです。まさに営業活動。笑

そんな桑原さんの自己採点は、60点!だって。
もちろんすぐに答えの出ない活動もあります。特に初代などの隊員さんは。
それでも、携わる現地の方の幸せのために、目の前の子供達のために活動するんです。もしかした数年後に形になるコトや、次の隊員さんが答えを出せるものもあるかもしれません。そのための下地作りが桑原さんの仕事だったんですね。

そんな桑原さんは、なんと協力隊の任期終了後にまたモロッコへ。
その後2年、モロッコ雑貨を輸出している会社で協力隊の経験を生かすことに。
協力隊の任期も合わせて4年間モロッコで生活されていたそうです。

実は桑原さん、協力隊に参加する前にご結婚されていて結婚してすぐにモロッコに来たので、なんと4年間、旦那さんとは遠距離状態だったのです。
まぁーなんと理解のある旦那さん!
愛だね愛!ヒューヒューだよ!

ぜひ遠距離恋愛のご相談はJICA二本松へ。あ、いや桑原さんへ!

JICA二本松インフォメーション

JICA海外協力隊は、開発途上国の現地の人々とともに生活や技術の向上などに取り組む活動で、すでに5万3千人以上の多くの方々が参加しています。
また、帰国後は日本や世界で、協力隊の経験を活かした活躍が期待されています。
一時は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全世界の派遣隊員の帰国を余儀なくされ、新規の派遣も延期されていましたが、現在は、派遣先国での隊員の健康と安全確保を確認した上で派遣を再開しており、すでに多くの隊員が活動しております。

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2022.02.12(土) 09:00

2022年2月5日(土)放送分 GUEST:桑原志織さん<前編>

2022年2月5日(土)・12日(土)
GUEST:桑原志織さん

青年海外協力隊 2010年度4次隊でモロッコに派遣

JICA海外協力隊の魅力をお伝えするこの番組が1年ぶりに戻ってきました!
おはようございます、DJイタルです。

今週のゲストは、番組161人目のゲストさんです。
青年海外協力隊 2010年度4次隊でモロッコに派遣されていました、桑原志織さんです。職種はPCインストラクターです。

桑原さんの海外への興味はというと
学生時代に写真を学んでいた時、友人に見せてもらった写真に衝撃を受けたそうです。自分もそんなインパクトのある写真が撮りたいと思ったのです。
それなら手っ取り早く海外だと思い、初めはちょっとヨコシマな思いで海外に行くんですが、ところが通うたびにハマってしまったそうです。
インパクトのある写真を求めて奥へ奥へと進んで行くと、そこには現地の人の生活があり、そこで出会った人を通して外からは見えなかった問題や課題に気づくことになったそうです。
自分にも何かできることがあるかもしれない。大きなことではないけど、自分の半径何メートルの人たちを手助けできることがあるのではないかと思ったことが国際協力の始まりだったと言います。

その後、WEB・グラフィックデザイナーを経て、青年海外協力隊の参加することになるんですが・・・なんと、同じ職場の仲間が先に協力隊に参加することに。
あれ、先越された感?
というか、それも桑原さんの背中を押すキッカケだったと言います。
あ、私も行きたかったんだ。と自分の気持ちを確かめることになるのです。

さぁ、では青年海外協力隊へ!
、とならないのが、世界の事情です。
実は2010年度4次隊。協力隊の歴史の中でも‘激動’の隊次なんです。
まず、桑原さんは派遣されたのはモロッコですが、実は受験の際に合格したのチュニジアという国なんです。同じ北アフリカの国です。
ところが2010年チュニジアで、アフリカの民主化運動「アラブの春」が起こります。協力隊員の安全を最優先に考えて派遣国の変更になったのです。
時に起こる様々な世界情勢に合わせて協力隊は派遣されているのです。

で、激動の隊次と言ったのは、それだけではないからです。
訓練最終日が2011年3月11日。
その日は、JICA二本松訓練所で修了式が行われていました。
晴れて訓練性が協力隊員として訓練所を旅立つ日でした。
ところが、修了式後に東日本大震災が発生。
その日は帰れず、訓練所で一夜を過ごした隊次なのです。

派遣国の変更、東日本大震災。
いろんな事が起こりすぎると、小さな不安を通り越して、
もうなるようになると思えたそうです。

より日本を、より福島を伝えるという新たな使命を持っていざ協力隊へ。

JICA二本松インフォメーション

JICA海外協力隊は、開発途上国の現地の人々とともに生活や技術の向上などに取り組む活動で、すでに5万3千人以上の多くの方々が参加しています。
また、帰国後は日本や世界で、協力隊の経験を活かした活躍が期待されています。
一時は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全世界の派遣隊員の帰国を余儀なくされ、新規の派遣も延期されていましたが、現在は、派遣先国での隊員の健康と安全確保を確認した上で派遣を再開しており、すでに多くの隊員が活動しております。

あなたの力がいつか世界を変える力になります!
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2022.02.05(土) 09:00
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