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Going Back〜音楽と世界〜 Going Back〜音楽と世界〜

『GOING BACK~音楽と世界~ 』#13 2022/1/29 O.A.

1月29日放送分
#13「ブルーズに魅せられたイギリス<第3回>」

第13回目のテーマは「ブルーズに魅せられたイギリス<第3回>」。
1960年代の中頃から、イギリスの若いミュージシャンを中心に世界を席巻したブルーズ・ロック!今週は、そのブルーズ・ロック、そのものをご紹介していきます!ブルーズ・ロックの大物達が勢揃いです。

1月29日選曲リスト

  • 21:02 The Graham Bond Quartet  “Wade In The Water”(March 1965)

    有名なゴスペルの1曲。元々、Graham Bondはサックス奏者でしたが、オルガン奏者として有名になりました。当時のグループには、Creamを結成する前のJack Bruce(bass)、Ginger Baker(drums)が参加していました。

  • 21:07 Eric Clapton & The Powerhouse “Crossroads”(1966)

    プロデューサーのJoe Boydは、Elektra Recordsのイギリス支社を軌道にのせるために、企画物のアルバム『What’s Shakin』をリリースします。このアルバムのためにEric Clapton、Steve Winwoodなどが参加するスーパーバンドを結成し、後にCreamで有名となる"Crossroads"を演奏しています。

  • 21:15 Paul Butterfield Blues Band “Born In Chicago” (1965)

    一方、本国アメリカのElektra Recordsから1965年に発表されたのが、『The Paul Butterfield Blues Band』の傑作デビュー・アルバム。彼らは、シカゴを拠点に活動する、最も本格的な白人によるブルーズ・バンドの一つと言えます。ブルーズ・ハープのPaul Butterfieldのほか、Mike Bloomfield、Elvin Bishopといった傑出したギターリストを輩出しました。

  • 21:20 John Mayall Feat. Eric Clapton “Hideaway”(July 1966)

    The Yardbirdsを脱退し、いくつかのグループを渡り歩いたEric Claptonは、John Mayallのグループに参加します。そこで伝説のアルバム『Blues Breakers』が生まれ、ここからブルーズの人気が高まっていきます。このFreddie KingのカヴァーでのEric Claptonのギターの衝撃は大変なものでした。イギリスのブルーズの歴史を語る中で、重要人物であったAlexis KornerとJohn Mayallに共通して言えるのは、若いミュージシャンを多く育てたということでした。

  • 21:27 Cream “I Feel Free [Mono Single]”(December 1966)

    1966年、John Mayallのグループを脱退したEric Claptonは、Jack Bruce、Ginger Bakerとともに、Creamを結成します。デビューから2作目となるシングル曲が、"I Feel Free"でした。

  • 21:32 Jimi Hendrix“Red House”(May 1967)

    デビュー・アルバム『Are You Experienced』収録曲。The AnimalsのベーシストだったChas Chandlerに見いだされ渡英したJimi Hendrixのデビューは衝撃的で、当時、大人気だったEric Claptonを忘れてしまうくらいの存在感がありました。

  • 21:38 Fleetwood Mac “Stop Messin' 'Round (single version)”(1968)

    1967年頃から、CreamやJimi Hendrixの人気とともにイギリスではブルーズ・ブームが起こりますが、そこに加わってくるのが、John Mayallの元から育ったFleetwood Macです。Peter Greenを中心に今もグループを支えるMick Fleetwood、John McVieらで結成しました。B.B.Kingの影響を感じるアップテンポな1曲。

  • 21:43 Jethro Tull “My Sunday Feeling (Mono)”(October 1968)

    えっJethro Tull?と思われるかもしれませんが、初代ギターリストのMick Abrahamsが在籍したこのデビュー・アルバム『This Was』だけは、ブルーズ色の強いレコードでした。

  • 21:48 Jo-Ann Kelly “Back Water Blues”(1969)

    Bessie Smithの生まれ変わりのようなブルーズを歌う女性シンガーのJo-Ann Kelly。彼女は、アメリカでも通用すると見込まれて、大手のレコード会社と契約する直前まで進みます。しかし、本人の希望とは沿わない”第二のJanis Joplin”に仕立て上げられそうになり、契約は実現しませんでした。

※福島県外で聴く場合は、radikoのプレミアム会員への登録が必要になります。放送後は、1週間タイムフリー機能で聴くことができます。

リスナーの皆さんからのテーマのご提案や番組の感想もお待ちしています!

2022.01.29(土) 21:55

『GOING BACK~音楽と世界~ 』#12 2022/1/22 O.A.

1月22日放送分
#12「ブルーズに魅せられたイギリス<第2回>」

第12回目のテーマは「ブルーズに魅せられたイギリス<第2回>」。
1960年代の中頃から、イギリスの若いミュージシャンを中心に世界を席巻したブルーズ・ロック!今週は、その若いイギリス人たちは、どのようにしてブルーズを好きになっていったのか?そのプロセスを検証していきます。Chris Barberに呼ばれて、イギリスに渡ったアメリカのブルーズ・ミュージシャンの音楽を中心にご紹介します。

1月22日選曲リスト

  • 21:02 Chris Barber “Muskrat Ramble”(1979)

    1920年代に黄金時代を迎えたニュー・オーリンズ・スタイルのジャズの典型的な1曲。その後、スウィング・ジャズが流行し、1940年代になるとモダン・ジャズが出てきます。しかし、その頃にオランダを中心にヨーロッパで、ニュー・オーリンズ・スタイルのリヴァイヴァルが起こります。イギリスでも1950年代からトラッド・ジャズという呼び方で人気になります。そんな中、ニュー・オーリンズに出かけて現地のジャズを体験したのちに、イギリスに帰ってきたトランペット奏者のKen Colyerはバンドを結成し、ロンドンを中心にジャズ・クラブなどで演奏します。そのバンドでトロンボーン奏者、ベーシストとして活躍するのが今週の鍵を握る男Chris Barberでした。

  • 21:07 Big Bill Broonzy “Trouble In Mind”(November 1957)

    当時はまだイギリス国内での認知度が低かったブルーズが好きだったChris Barberは、その後、自身のバンドでのツアーに、アメリカのブルーズ・ミュージシャンを呼んでオープニング・アクトとして起用。トラッド・ジャズを聴きに来た観客は、初めて知るブルーズに相当な衝撃を受けました。 Chris Barberが最初にイギリスに呼んだブルーズのミュージシャンがBig Bill Broonzyでした。 彼はアメリカ南部生まれで、早くにシカゴに出て、洗練されたタイプのブルーズを演奏していました。

  • 21:12 Sister Rosetta Tharpe & Marie Knight “Up Above My Head I Hear Music In The Air” (1948)

    Chris BarberがBig Bill Broonzyの次に呼んだミュージシャンが、ゴスペル歌手のSister Rosetta Tharpeでした。ピアノはMarie Knightです。

  • 21:16 Brownie McGhee & Sonny Terry “Walk On”(1969)

    1958年、Chris BarberがツアーにBrownie McGhee & Sonny Terryを呼びました。 サン・フランシスコのフォーク・クラブ”Ash Grove”で行われたライブのレコーディング音源です。

  • 21:22 Muddy Waters “Louisiana Blues”(1950)

    Muddy Watersは、1940年代の終わりにシカゴへ拠点を移し、バーで演奏するようになります。しかし、店内ではお客さんの声などでギターが聞こえなくなってしまうため、アンプを使って演奏するようになり、初めてエレクトリック・シカゴ・ブルーズ・バンドを結成します。

  • 21:29 Lightnin' Hopkins “Hello Central”(1952)

    1960年代の初頭になって、少しずつレコード店にブルーズのレコードも並ぶようになります。その時にジャケットを見かけた覚えがあるテクサスの伝説のブルーズマンです。

  • 21:33 Memphis Slim “Mother Earth”(1951)

    ブルーズのミュージシャンは、アメリカでは人種差別の影響で二級市民として生活をしていましたが、ヨーロッパに行くと普通の人間として扱ってもらえることに衝撃を受けます。その結果、アメリカには帰らず、ヨーロッパに定住するミュージシャンもいました。Memphis Slimは 15年ほどフランスで過ごしました。

  • 21:37 Sonny Boy Williamson (II) “Bye Bye Bird”(1963)

    ハーモニカ奏者でヴォーカリストのSonny Boy Williamsonも、何度もヨーロッパへ足を運んだ一人です。彼は、イギリスの若いミュージシャンに対して「ひどくブルーズをやりたがっている。そして、演奏もひどいんだ。」という名言(迷言?!)を残しています。

  • 21:40 Howlin' Wolf “Smokestack Lightning”(1956)

    僕が初めて買ったブルーズのレコードです。1964年に、チャートの上位ではなかったにも関わらず、シングル盤で買ったということは、ラジオなどでも恐らくかかっていたからなのではないか…。1964年は、イギリス国内ではThe Rolling Stonesがデビューし、R&B元年と言っていい年でした。

  • 21:45 Otis Rush “All Your Love (I Miss Loving)”(1959)

    Eric Claptonなどが影響を受けていたギタリストの一人が、Otis Rushでした。

  • 21:48 B.B. King “Rock Me Baby”(1959)

    最後は、多くのブルーズを目指す若いイギリス人のミュージシャンが、こぞってカヴァーをした1曲。

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2022.01.22(土) 21:55

『GOING BACK~音楽と世界~ 』#11 2022/1/15 O.A.

1月15日放送分
#11「ブルーズに魅せられたイギリス<第1回>」

第11回目のテーマは「ブルーズに魅せられたイギリス<第1回>」。
第11回目のテーマは「ブルーズに魅せられたイギリス<第1回>」。 1960年代の中頃から、イギリスを出発点に世界を席巻したブルーズ・ロック!そのきっかけは、何だったのか?なぜ、イギリス人は、本国アメリカよりもブルーズに熱狂したのか? 今週から3週にわたって紐解いていきます。1週目では、1960年代にイギリスの若い白人のビート・グループが取り上げたブルーズの曲を中心にお届けします。

1月15日選曲リスト

  • 21:02 The Rolling Stones “I’m A King Bee”(1964)

    ルイジアナのブルーズ・シンガーSlim Harpoのカヴァーで、1stアルバム『The Rolling Stones』B面の1曲目に収録。Brian Jonesは、Alexis Kornerが中心になって営んでいた「イーリング・クラブ」に通っていました。このクラブでAlexis Kornerが、Mick JaggerとKeith RichardsをBrian Jonesに紹介したことが、The Rolling Stones結成につながっていきます。

  • 21:10 Alexis Korner's Blues Incorporated “Hoochie Coochie”(November 1962)

    『R&B from the Marquee』に収録されたMuddy Watersのカヴァー曲。
    第二次世界大戦が始まった直後、12歳のAlexis Kornerは、家族と共に生まれ育ったパリからロンドンに辿り着きます。ドイツ軍による空襲の合間に聴いていたブルーズのピアニストJimmy Yanceyのレコードの影響を受けて、その後ブルーズを演奏するようになります。戦争終結後、トロンボーン奏者Chris Barberのジャズ・バンドに加わり、そこでハーモニカ奏者のCyril Daviesと出会います。1950年代半ばには「スキフル・クラブ」を作り、後のスキフル・ブームを起こします。その後、1960年代に入り「イーリング・クラブ」を作りました。

  • 21:16 Cyril Davies & His Rhythm And Blues All Stars “Country Line Special”(1963)

    当時のイギリスでハーモニカが一番上手と言われていたCyril Davies。その後、お酒のことなどが原因で、30代の前半で亡くなりました。

  • 21:20 The Rolling Stones “I Can't Be Satisfied”(1965)

    1964年、最初のアメリカ・ツアーを行った際に、彼らが最も憧れていたシカゴのChess Recordsでレコーディングを行います。Muddy Watersをカヴァーした"I Can't Be Satisfied"は、その中の1曲で、1965年に発表された2枚目のアルバム『The Rolling Stones No.2』に収録されました。スライド・ギターを弾いているのはBrian Jonesです。

  • 21:26 The Yardbirds “I Wish You Would”(May 1964)

    ロンドンのリッチモンドには、「クローダリー・クラブ」がありました。そこでレギュラー出演していたThe Rolling Stonesは、デビュー後に大人気となり、クラブでの演奏が難しくなります。その代わりを務めたのが、Cyril Daviesのバックを務めたこともあったThe Yardbirdsでした。”I Wish You Would”は、Eric Claptonがメンバーに加わった彼らのデビュー曲です。

  • 21:31 The Pretty Things “Road Runner”(March 1965)

    The Rolling Stonesは当初、Dick Taylorがライヴでベースを担当していました。彼がThe Rolling Stonesを離れて作ったのがThe Pretty Thingsです。"Road Runner"は、デビュー・アルバムに収録されているBo Diddleyのカヴァー曲で、ほとんどパンクのノリです。

  • 21:35 The Animals “Boom Boom”(October 1964)

    John Lee Hookerのカヴァー曲。The Animalsの演奏力は、数々のビート・グループの中でもピカイチでした。彼らのような(カッコ良くない?)R&Bやブルーズのグループは、どちらかというと男性のファンが多かったです。

  • 21:40 The Kinks “Got Love If You Want It”(October 1964)

    一方で、女の子にも人気だったのが、The Kinksです。1964年に発売されたデビュー・アルバム『Kinks』に収録されたSlim Harpoのカヴァー曲。

  • 21:45 Manfred Mann “Got My Mojo Working”(September 1964)

    当時のイギリスでブルーズ・ハープが上手かったのが「イーリング・クラブ」にも出演していたManfred MannのPaul Jonesでした。デビュー・アルバム『The Five Faces of Manfred Mann』から、Muddy Watersをカヴァーした1曲。

  • 21:49 Spencer Davis Group “Jump Back”(June 1965)

    Rufus Thomasのカヴァーで、若きSteve Winwoodの才能が輝く1曲。デビュー・アルバム『Their First LP』に収録。

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2022.01.15(土) 21:55

『GOING BACK~音楽と世界~ 』#10 2022/1/8 O.A.

1月8日放送分
#10「フォーク・ロックの誕生と進化<第3回>」

第10回目のテーマは「フォーク・ロックの誕生と進化<第3回>」。
全3回に渡って「フォーク・ロックの誕生と進化」をテーマにお届けしています。第1回では「フォーク・ロック」が誕生した1964、1965年の曲を掘り下げ、第2回は、1960年代の後半「サイケデリック」の時代に「フォーク・ロック」が及ぼした影響に注目し、主にアメリカの音楽界を中心にご紹介してきましたが、第3回となる今回は、UK編として、イギリスでも大きなムーヴメントとなり、独自の進化を遂げた「フォーク・ロック」のアーティスト、楽曲を取り上げていきます。

1月8日選曲リスト

  • 21:03 Pentangle “Let No Man Steal Your Thyme”(May 1968)

    「フォーク・ロック特集」の1回目で紹介をしたDavy Grahamの影響を受けたギタリストの中に、Bert JanschとJohn Renbournという2人がいました。1960年代のイギリスで、彼等が作った新しいタイプのフォークのレコードが支持を集め、1967年には5人組のグループ「Pentangle」を結成しました。翌1968年リリースのデビュー・アルバム『The Pentangle』の収録曲。

  • 21:10 The Incredible String Band “The Mad Hatter's Song”(July 1967)

    イギリスの1960年代後半のフォーク・ロックに深く関わっていたプロデューサーがJoe Boydです。 彼のプロデュースによるThe Incredible String Bandの摩訶不思議なアルバム『The 5000 Spirits or the Layers of the Onion』からの1曲です。ジャケットは、いかにもサイケデリック・ロック時代の雰囲気を持ったデザイン(designed by Dutch artists Simon Postuma and Marijke Koger)となっています。 ※サイト上部の画像がジャケットです。

  • 21:20 Nick Drake “Time Has Told Me”(July 1969)

    Joe Boydがプロデュースをしたデビュー・アルバム『Five Leaves Left』収録曲です。26歳の若さで亡くなった彼の楽曲は、その後再評価され、1999年には「Pink Moon」という楽曲がCMに起用された事により、三度脚光を浴びます。

  • 21:27 John Martyn “Solid Air”(February 1973)

    Nick Drakeのことを歌った1曲です。John Martynは元々、イギリスのフォークとブルーズの影響を受けてデビューしましたが、この曲は、ジャズの影響を大きく受けています。

  • 21:37 Fairport Convention “Matty Groves”(December 1969)

    不慮の事故によりメンバーを失ったFairport Conventionは、解散の危機を迎えますが、イギリスのトラディショナルの音楽をロックで演奏する方向に舵を切り再出発。アルバム『Liege & Lief』は、彼らの最高傑作と呼ばれています。プロデューサーはJoe Boyd。

  • 21:46 Lindisfarne “Fog On The Tyne”(October 1971)

    イングランド北東部のニューカスルを流れるタイン川の霧を歌った、とてもフォークらしい、合唱にも向く感じの1曲。初期のBob Dylanを手掛けていたBob Johnstonがプロデュースしました。

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2022.01.08(土) 21:55

『GOING BACK~音楽と世界~ 』#9 2022/1/1 O.A.

1月1日放送分
#9「フォーク・ロックの誕生と進化<第2回>」

第9回目のテーマは「フォーク・ロックの誕生と進化<第2回>」。
先週から全3回に続けて「フォーク・ロックの誕生と進化」をテーマにお届けしています。第1回の放送となった先週は「フォーク・ロック」が誕生した1964、1965年の曲を掘り下げました。第2回となる今週は、1960年代の後半「サイケデリック」の時代に「フォーク・ロック」が及ぼした影響に注目していきます。

1月1日選曲リスト

  • 21:02 Simon & Garfunkel “The Sound Of Silence”(September 1965)

    「フォーク・ロック」というと、この曲が象徴的な1曲として知られています。実は、多くの人が聴いている“The Sound Of Silence”は2度目のヴァージョンです。原曲は、1964年に発表された彼らのデビュー・アルバムに収録されましたが、65年にオーヴァーダビングされ、シングルとしてNo.1を記録しました。

  • 21:07 Love“Hey Joe”(March 1966)

    多くの人は、Jimi Hendrixのヴァージョンで”Hey Joe”を知ったのでないでしょうか? Jimi Hendrixが発表する1年前に、Loveのデビュー・アルバムに収録されていた1曲です。フォーク・ ロックというよりも、ガレージ・パンクに近い雰囲気があります。

  • 21:14 Buffalo Springfield “Go And Say Goodbye”(December 1966)

    1966年にLAで結成したBuffalo Springfield。グレニッジ・ヴィレッジのフォーク・シーンで活躍していたStephen Stillsとカナダからやって来たNeil Youngが、LAの路上で宿命的に出会い、Buffalo Springfieldが結成されることとなります。この曲のヴォーカルはRichie Furay。

  • 21:19 Jefferson Airplane “Let’s Get Together”(August 1966)

    同じ西海岸でも、LAからサンフランシスコへ。彼らもフォーク・ロックとサイケデリック・ロックを代表するグループでした。“Get Together”はほかにも多くのミュージシャンがカヴァーしていましたが、特に有名なのはThe Youngbloodsによるヴァージョンでした。

  • 21:24 The Youngbloods “The Other Side Of This Life”(December 1966)

    そのThe Youngbloodsのデビュー・アルバム収録曲で、Fred Neilが作った1曲。 これは、完全にロックの音になっています。

  • 21:30 Grateful Dead “Morning Dew”(March 1967)

    サンフランシスコのサイケデリック・ロックで最も有名なグループがGrateful Deadでした。“Morning Dew”は、カナダの女性シンガー・ソングライターBonnie Dobsonが作ったフォーク・ソングで、Grateful Deadのデビューアルバム『The Grateful Dead』に収録されています。

  • 21:38 Dan Hicks & His Hot Licks “How Can I Miss You When You Won't Go Away?”(December 1969)

    Dan Hicksは、フォーク、ルーツ・ミュージックなどの影響を受けたミュージシャンの一人です。曲名を直訳すると「あなたが去っていかなければ、恋しく感じられない」。

  • 21:42 Fairport Convention “Time Will Show The Wiser”(June 1968)

    アメリカのサイケデリック、フォーク・ロックに影響を受けていたのが、イギリスのFairport Convention。L.A.のグループThe Merry Go Roundの曲をカヴァーした1曲で、デビュー・アルバム『Fairport Convention』の1曲目に収録されています。

  • 21:46 Fairport Convention “She Moves Through The Fair”(January 1969)

    デビュー・アルバムと2作目が発表されるまでの半年間に、女性ヴォーカリストがJudy DybleからSandy Dennyに代わります。2nd Album「What We Did on Our Holidays」では、アイルランド民謡の"She Moves Through The Fair"をカヴァーしています。

※福島県外で聴く場合は、radikoのプレミアム会員への登録が必要になります。放送後は、1週間タイムフリー機能で聴くことができます。

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2022.01.01(土) 21:55
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