Teatime Paradise

「ボリビア」に派遣されていました、 菊地 直樹さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/20放送

こんにちは、DJイタルです!

お盆は楽しみましたか?
高校野球、リオ五輪に、寝不足が続きましたね。
あとは、渋滞に巻き込まれながらの車の運転に、ファストパス取るために開門ダッシュしたり、家族サービスにがんばったお父さんも多いでしょう。
みなさん、お疲れ様でした!

さ、先週に引き続き110人目のゲストさんですよ。
青年海外協力隊 平成26年度1次隊で「ボリビア」に派遣されていました、
菊地 直樹(キクチ ナオキ)さんです。
写真のボリビアのポンチョがうかれている感じでイイでしょ!笑
職種は「小学校教育」です。
福島県伊達市梁川町のご出身です。
現職参加で、2014年6月から2016年3月まで派遣されていました。
今年の4月からは福島市の小学校に勤務されています!

もうね、帰国して2日研修して、次の日には学校に行ったそうです。
つ、次の日って・・・
余韻に浸る間も無く、時差ボケすら感じるヒマも無く。
そりゃまぁ現職参加の辛いところではあるんですが・・・でも、協力隊の経験をすぐに現場で活かせる環境があるってのは、現職参加の特権ですよね。
まぁまずは学校に慣れんとね。笑

今回はお出かけ収録です!
夏休みってことで、菊地先生が勤務しております福島市立庭塚小学校にお邪魔しています。ご協力ありがとうございます!
夏休み中とは言え、やっぱ学校は緊張しますよね?特に職員室ね。笑
さ、教室で机を並べて収録です。学生に戻ったようで何か嬉しっす。


菊地先生が派遣されていた国が「ボリビア」です!
最近は、死ぬまでに絶対に見たい絶景的なやつで必ず取り上げられるのがボリビアのウユニ塩湖。憧れている方も多いでしょ?
菊地先生も行ったそうですが、日本人と韓国人ばっかりだって。
ボリビアは、南米大陸にある内陸国。日本の3倍以上もある大きな国。
国土が広いので、アマゾン地帯のような熱帯の地域もあれば、乾燥地帯、アンデスのように山岳地帯もあります。
首都のラパスは、世界で最も標高の高い首都と言われていまして、なんと富士山の頂上とほぼ同じ標高3700mだって。
菊地さんもラパスに住んでいたそうですが、やっぱ上り坂や階段では息が上がるそうです。まぁそれは運動不足のせいもあるのかな。笑
食べ物はお米が主食で、そのほかイモとお肉がボリビアの一般的な食事。
菊地先生は、ボリビアのご飯を「ボリ飯」って呼んでいたそうです。
イタリアンを「イタ飯」みたいな、ちょっとバブルの匂いがするネーミングですが。笑
ボリビアには日系社会がありますので日本的なものが手に入りやすいそうです。納豆、豆腐、おから、醤油、日本米も、現地で作られた「ニッポン」が手に入るのです。そしてなんと標高が高いのでお米を圧力鍋で炊くそうです。なんかある意味、贅沢ですよね。


菊地さんが派遣されたのが首都ラパスにある公立の小学校です。
300人の生徒が通う「ラディスラオ・カブレラ小学校」は、幼稚園2年と小学校6年が一緒になった学校だそうです。
この学校に算数の先生として派遣されるんですが、イメージしやすいのは、日本の学校のALTの先生いますよね?英語の助手の外国人の先生。
その算数版とでも言いましょうか。
算数の授業に入って、スペイン語で算数を教えるそうです。
算数を教える知識や技術があっても、スペイン語で教えるってのがさぁ大変なんです。数字は比較的覚えやすいんですが、小学校とは言え専門的な用語がこりゃまた大変なんだそうです。
数字を繰り上げる?隣りから借りてくる?スペイン語でなんて言うの?
現地の先生に通訳してもらったりと、特に最初は苦労もあったようです。

教室もホワイトボードも、机もイスもある、教科書もある。授業を進めるための国が定めた指導要領もあるし、学校独自のカリキュラムも作られているそうです。
こうやって聞くと、青年海外協力隊が派遣されている開発途上国の中でも教育環境はかなり整っている国ですよね。
あとは運用と言うか運営というか、どう活かせるかが課題なんですね。

ボリビアの新学期は2月からなんですが、新しい教科書が届くのが6月だったり。
1年間で指導要領に定められた範囲が終わらなかったり。
次の学年に進んでも前の学年の教科書をやっていたり。
先生の得手不得手で、授業の内容や範囲が変わってしまったり。

正直、学校や先生によって大きく差が出てしまっていたそうです。
しかし、だからと言って肝心の先生達に疑問や危機感は無かったようです。
結局、そのしわ寄せが子供たちにいってしまう悪循環があったのです。

そこで菊地さんたち教育系の青年海外協力隊員が集まり、現地の先生たちに対するアプローチが始まっていきます。
JICAの協力で作っているグアテマラの教科書を提案したり、‘タジェール’と呼ばれる講習会を開いて、授業のやり方や教材の使い方を教えたりと、ボリビア人教師の質の向上を目指した活動もあったようです。

他の隊員と協力することで情報を共有することも出来るし、他の隊員のやり方を見ることで自分が勉強になることも多かったそうです。
結果、ボリビア国内のいろんな地域で研修会を開くことが出来たそうです。
隊員同士のネットワークを活かした協力隊ならではの活動ですよね!
そして目指したのはボリビア人がボリビア人に講習するタジェール。
現地の先生が自ら発信して伝わって広がって続いていくコトが大事なんですよね。まさに協力隊が目指すカタチですよね。
そして今でも後輩隊員たちがタジェールをおこなっているそうです。
菊地さんたちの思いは今でもボリビアで繋がっているのです。

最後に、協力隊って何?って菊地先生に聞いたんです。
こんなコト言うと誤解されるかもしれないけど、‘夏休み’みたいな感覚なんですって。笑

子供の時の夏休みのワクワクって覚えていますか?
宿題とかやらなきゃいけないコトもあるけど、なんかワクワクした時間でしたよね。

青年海外協力隊は、人生の夏休み。
子供の時のようにワクワクして。
いろんなところに行って、いろんなチャレンジをして。
いろんな出会いがあって、そして限りがあって。
もちろん宿題もあってね。笑

正直、楽しいコトばかりじゃないけど・・・辛いことも泣くことさえある。

でも、夏休みの絵日記には楽しいコト描くでしょ?
夏休み振り返れば楽しいコトを思い出すでしょ?

協力隊って、そんな普通の特別な時間なんじゃないですかね。



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松訓練所では、現在2016年度2次隊の訓練を実施しています。
日本には福島県二本松市と長野県駒ヶ根市の2カ所でJICAボランティアの訓練を行っています。
この訓練ではJICAボランティアとして派遣される前に、派遣国の公用語や健康、安全面の確認、体力維持など、2年間の派遣期間を充実したものとなるよう集団生活を通してJICAボランティアに求められる資質を養います。
2016年度2次隊の訓練も今日で45日目。残り25日間の訓練をどのように過ごすのかスタッフ一同見守っていきたいと思います。

さて、本日JICA二本松訓練所では、野外訓練を実施いたします。
この訓練では、与えられた課題にどのように対応するのかなど、現場での対応力が求められます。

語学訓練や講座が詰まっている訓練では、体を動かす機会はそう多くはありません。明日は、約10キロのウォーキング訓練が実施されます。
精神的にも肉体的にも大きく成長してくれることでしょう!

訓練の様子はJICA二本松のホームページ、facebookで随時更新しています。
訓練生の成長の様子をぜひチェックして下さい!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
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2016年8月20日(gy) 08:30

「ボリビア」に派遣されていました、 菊地 直樹さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/13放送

こんにちは、DJイタルです!

Oh〜Bon!
お盆ですっ!
教師海外研修に参加した先生達も無事に帰国したそうです。
まずは良かった!おかえりなさーい!
人生を変える旅になったかな?
とりあえず楽しかっただろうなぁ!
いや〜、一緒にガーナに行きたかったなぁ。
先生たちのガーナ珍道中はこの番組でもお伝えする予定ですので、お楽しみに〜!

さ、今週のゲストは110人目のゲストさんです。
青年海外協力隊 平成26年度1次隊で「ボリビア」に派遣されていました、
菊地 直樹(キクチ ナオキ)さんです。
職種は「小学校教育」です。
福島県伊達市梁川町のご出身です。
菊地さんは2014年6月から2016年3月までボリビアに派遣されております。
今年の4月からは福島市の小学校に勤務されています、現職参加の隊員さんなんです!

実はですね、菊地さんとは久しぶりの再会なんです。
菊地さんは2012年の教師海外研修に参加していまして、僕も同行取材で一緒に西アフリカはセネガルに行ったんです。
アフリカの地で食を共にし、酒(アフリカの地ビール)を酌み交わした仲なんです。笑
帰国してからも菊地さんのお帰り会を開催したのに、菊地さんが風邪のため欠席するという主役不在のただの飲み会になったりと、まぁ話題にコト欠かない男なんです。笑

4年前、最初に会った印象はお調子者です。笑笑
教師海外研修は8名の先生を海外に派遣するJICAのプログラムなんですが、この8名というのが実にバランスのとれたチームになるのです。
2012年のセネガル組もまさにそうだったんです。
その中で、お笑い盛り上げ担当がまさに菊地さんだったのですよ。
真面目に思われがちな先生方の間で、おちゃらけるユーモア!笑いで滑ることも恐れない精神力!年下なのにタメ口をきく勇気!
これだけで、なんとなく人間性が分かったと思います。笑

もちろん褒めてます!本当に楽しい先生なんです。


さ、今は夏休みってことで、なんと学校にお邪魔しました。
菊地先生が勤務します福島市立庭塚小学校です!
久しぶりの小学校訪問に緊張です・・・
今回は菊地先生が普段教えている教室で収録させて頂きます。

ねぇ、知ってます??
今って、教室にエアコンがあるんですっ!
エアコンですよ!クーラーですよ!
でも、収録にはエアコンの音が入ってしまいますので、残念ながらスイッチはOFFです・・・
さ、額の汗をぬぐいながら収録開始です。


教師海外研修に参加された菊地先生、実はこの時が初めての海外。
初めての海外がアフリカと言うのは、少しは不安があったのかと思いきや、さすがザ・プラス思考!楽しみしかなかったって。笑
ポジティブなのか、あまり深く考えていないのか。笑
でもまぁ、海外に限らず、あまり考えすぎないことも大事だったりしますよね?
その時の思いや勢いが大事な時もありますよね。
菊地さんの協力隊へのチャレンジは、まさにその思いが冷めないうちにだったのです。
教師海外研修で初めて見た海外に、気持ちが熱くなったそうです。
青年海外協力隊の活動する姿を見て、自分もやりたいと思ったのです。
飛行機で隣りに座ったセネガル人からウチに泊まりに来いと誘われ、そのフレンドリーさに心を打たれたのです。笑

教師海外研修から帰って来ると、すぐに校長に相談したそうです。
「青年海外協力隊に参加したい!」
2012年の年末に帰国して、翌2013年の春募集に応募します。
決意して相談して応募するまで、3ヵ月。
勢いに任せて走り出す人もいるんです。まさに鉄は熱いうちに打て!
なんですが・・・実は密かに協力隊に憧れていたそうです。
先生になったばかりの頃、協力隊OVの先生からいろんな話を聞いて、いいなぁと思っていたそうです。
その思いが教師海外研修に参加して一気に加熱したんですね。

動きだしてからはあっと言う間、応募して受験して、夏には合格発表。
僕の元に噂が届いた時には「菊っちゃん、協力隊行くらしいよ!」だった。笑
現職参加ですので、翌年の1次隊で参加することがもう決まっていたのです。

その時6年生を担任していたので、3月には自分の生徒達をしっかりと卒業させてから、4月に訓練に入る。自分にとっても一つの区切りになったので、気持ちはスッキリしていたそうです。

「子供たちが主役になる授業を目指す」と言うのがボリビアの要請内容だった。
日本の教育でも求められているコトだし、自分が目指してきた教育のカタチでもあったのです。
正直、これってレベル高ぇんじゃね?と、ちょっとビビったそうです。笑
だから、ボリビアに決めたのも菊地先生には挑戦だったのです。
そんな意識の高い場所で熱い思いがある所で自分がチカラになれたら、きっと自分にも勉強になると思ったそうです。

さぁて、菊地先生のボリビアウルルン滞在記はまた来週です!
いいなぁ、ウユニ塩湖にも行ったらしいよ。




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松訓練所では、現在144名の青年海外協力隊候補生が訓練に励んでいます。
今週10日にはシニア海外ボランティアの訓練が無事に終わり、中間試験をクリアした訓練生は一息ついている頃でしょう。
訓練所を卒業していったJICAボランティアが口を揃えて言うことがあります。それは、中間試験後の訓練が非常に早く感じるということです。
これからの語学訓練は派遣国での活動を意識した内容になり、午後の講座もボランティアとしての知識をより掘り下げる内容になります。
訓練生はより実践的な訓練をこなしていきます!
そんな中、来週15日は所外活動を行います。
所外活動とは、訓練生が保育園や農家、社会福祉施設に赴き、それぞれの場所で与えられた課題をこなすというものです。
また自分自身でも課題を発見し、どのような関わり合いを持つのか、訓練生の自主性を育む訓練となっております。

訓練の様子はJICA二本松のホームページ、facebookで随時更新しています。
訓練生の成長の様子をぜひチェックして下さい!
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2016年8月13日(gy) 08:30

「シリア」に派遣されていました、菅野 洋二さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」8/6放送

こんにちは、DJイタルです!

先週は教師海外研修に参加される先生方にご出演いただきました特別編をお送りしました!
そんな先生たちは無事にガーナに着いて、さっそく研修が始まっているそうです。
教師海外研修の様子はぜひJICA二本松のfacebookをチェックして下さい!
なにやら楽しそうでしたよ。

さぁて、通常営業に戻りますよ〜!
109人目のゲストさんでしたね。
シニア海外ボランティア 平成21年度1次隊で「シリア」に派遣されていました、菅野 洋二(カンノ ヨウジ)さんです。
職種は「繊維」です。
もう元気なお父さん、御年67才です!
福島県飯野町のご出身です。
菅野さんは2009年6月から2011年4月までシリアに派遣されております。


菅野さんが派遣された国が、中東「シリア」です。
ここ数年、ニュースなどで多く耳にした国のひとつですよね。
正直、危ない国?危険な国?というイメージもあるかもしれません。
現在でも外務省から退避勧告も出ておりますし、今だシリア騒乱の解決は見えず現在進行形の国際問題になっています。
しかし、シリア内戦やアラブの春以前には多くの青年海外協力隊が派遣されていた穏やかな国だったそうです。
ニュースで見るシリアとはまるで違った、穏やかな生活があったのです。

地中海に面して、北にトルコ、東にイラク、南にヨルダン、西にイスラエル、レバノンと隣接する中東の国です。
中東と聞くと暑いイメージがあると思いますが、地域によって冬は雪が降るそうです。とは言っても冬は大変短いそう。短い秋、冬、春が過ぎるとあっという間に30℃を超える夏がやってくるそうです。でもカラッとした乾燥した気候で過ごしやすいとか。
しかし、こう言った地域の人達は昼間はあまり外に出ないそうです。陽が出てる日中はあまり行動せず、陽が落ちて涼しくなってから活動する夜行性のようなんです。笑。夜中の12時までお茶を飲んで楽しんでいたそうです。

中東と言えばアラブ料理!ホブスと言われるパンに、ひよこ豆のペーストやオリーブオイルをつけて食べる。これまた美味いんですよね!
イスラム教の国ですので豚肉やお酒は口にしませんが、その他のお肉料理なんかとても美味しくて、日本人の口にもきっと合いますね。
まぁ隣国ヨルダンで食べたアラブ料理の個人的な感想ですが。笑

シリア人はとても親切で道に迷っていれば必ず声をかけてくれるそうです。
困っている人は助ける、お互い様の気持ちが大きいのです。


菅野さんが派遣されたのは首都ダマスカスにある公立の繊維専門学校です。
18〜20才くらいの生徒が通う専門技術を学ぶ学校なんです。
ここで「繊維」の技術指導者として現地の先生に織物の知識・技術を伝えることがシゴト。基本的には先生へアドバイスするポジションなんですね。
菅野さんは日本では織物の工場を経営しておりましたので、織物機を使っていろんな生地を作り出すプロフェッショナルなわけです。
当然、作り出す技術だけではなく、織物機の使い方やメンテナンスという部分でも大活躍するのです。

この専門学校には日本からのODA(政府開発援助)で導入された織物機があったんですが・・・動いておらず。
導入された当初は、担当の先生も1ヵ月の研修を受けて織物機を動かしていたそうです。
が、故障があったりトラブルがあると経験値の少ない先生たちではどうすることもできず、結局そのまま放っておかれていまい、数年間動いていないって状況になってしまっていたのです。
実はこれも途上国でありがちな状況で、修理・メンテナンスが出来ずにせっかくのモノが機能しない状況になってしまったりするのです。
こう言った維持管理を含めた人材の育成というのも国際協力の大きな目標であり課題でもあるのです。

菅野さんの大きなシゴトは、まずこの専門学校の織物機を動かすことだったのです。何年間か動いていなかった機械を動かすっては大変だそうです。
なんで動かないのか?原因の究明から始めなければなりません。
工業用の織物機ですので、そりゃ大がかりですよ。
ひとつひとつ部品や箇所を確認しながら、原因を探ります。
いろいろな可能性を考えながら、織物機の再始動を目指したのです。

そしてついに、数ヶ月をかけて機械が動きだしたのです!
その時の先生や生徒の驚きと喜びの表情は忘れられないと言います。
菅野さんは、一番の教育は実際に織っているところを見せるコトだと思い、織物機の再始動に時間と労力をかけていたのです。
今までは先生が説明するだけだった授業が、実習というカタチで生徒に見てもらえるようになったコトは、生徒にとっても学校にとっても大きな変化になったようです。

そして菅野さんのこの技術は専門学校だけではなく、民間の工場にまで名声が届くことになるのです。
シリアの繊維産業が盛んな地域の工場にも訪問して見て回ったそうです。
大規模な工場ですら機械のメンテナンスなどでも必要なコトが行われていなかったり、商品の管理やチェック体制にいたるまで、菅野さんからアドバイスすることも多かったようです。

工場経営の経験があったからこそ、いろんな角度から指導、アドバイスが出来たんですね。それこそシニアボランティアの強みですよね!

さて、菅野さんが派遣されていたのが2009年6月から2011年4月まで。
そうなんです、ちょっと派遣期間が短いんです。
これはアラブの春からシリア内戦により政情不安となり、日本人は国外退避となってしまったからなんです。
正直、それまでシリアで身の危険を感じたことも無かったそうですし、避難が指示されたその時ですら、なぜという思いが強かったそうです。

今、本当にシリアに派遣されて良かったと感じているそうです。
大きく自分の人生を変えた協力隊とシリアという国。
いつかシリアに恩返しがしたい。シリアの役に立ちたい。
ニュースで見るシリアが全てじゃなくて、その裏側にある穏やかなシリアの生活を知っているからこそ、シリア人の幸せを願わずにはいられないのです。

菅野さんの夢は、もう一度シリアに行くこと。
早く終息して、またいつかシリアに行けることを信じています。



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在JICA二本松では、2016年度2次隊163名が訓練を受けています。
本日午後から行われる講座「任国事情」や「職種別活動セミナー」では、最近まで派遣されていたJICAボランティアを訓練所に招き、これから派遣される訓練生と派遣国についての情報共有を図ります。
先輩隊員だけあって、言葉に説得力もあり訓練生の不安を払拭してくれることでしょう。

そして来週8月10日はシニア海外ボランティアの修了式が行われます。
7月7日に入所した19名のシニア海外ボランティア候補生は35日間の訓練を終え修了証書を手にします。

訓練の様子はJICA二本松のホームページ、facebookで随時更新しています。
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2016年8月6日(gy) 08:30

「シリア」に派遣されていました、菅野 洋二さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/23放送

こんにちは、DJイタルです!
夏休み突入〜!なんでしょ?
いいなー、朝のラジオ体操したいな〜。
いいな−、夏休みの友やりたいな〜。
あれ、今も夏休みの友って言う宿題はあるのでしょうか?
まぁ僕は夏休みの宿題は、夏休み初日に終わらせるタイプでしたので。
まぁ夏休みの絵日記も、想像して書くタイプでしたので。笑
そろそろ夏休みの妄想しましょうかね。


さぁて、今週のゲストは109人目。
シニア海外ボランティア 平成21年度1次隊で「シリア」に派遣されていました、菅野 洋二(カンノ ヨウジ)さんです。
職種は「繊維」です。
福島県飯野町のご出身です。
菅野さんは2009年6月から2011年4月まで派遣されております。
派遣された当時は59才、現在御年67才!
めちゃくちゃ若いっす!
JICAボランティア経験者って年齢不詳な感じなんです。笑
まだまだ夢に満ちあふれています!


菅野さんの家は三代続く織物工場。
ご自身も40年に渡り織物一筋で、織物工場を守ってきました。
学校を卒業してすぐに家業に入り、まさにこの道1本の職人さんです。
ご出身の飯野町は織物産地で発展してきた町だそうです。
もともとは伝統的な織物羽二重や絹から始まり、時代と共に化学繊維、合成繊維に移行していったそうです。
菅野さんの工場でも最初は裏地やスカーフなどを生産していたそうですが、だんだんと工業資材に特化していったそうです。
革新織機を導入することで生産性も上がり、品質を維持することも可能になり、景気に左右されにくい安定した仕事になったそうです。
でも、新しい機械を導入すれば良いという簡単な話ではないそうです。
機械を扱う人、やり方で、とんでもなく変わるそうです。
そうなんです、やはり「人」なんですね。
伝統的なモノを守ることも大事ですが、産業として発展していくための進化も必要だったのです。
まさに飯野町の繊維産業の先頭に立って革新織機を導入して、生産性と品質の向上を目指してやってきたのです。

まさにプロです!
40年横道に逸れずにやってきましたので、
正直に言って、特にボランティアには興味が無かったそうです。笑

と、まぁ、なかなかJICAボランティアに参加する理由がみつかりませんが・・・
ただ、これまた正直に、30代の頃から充実した人生を生きるためには、どうすればいいのか。と、考えていたそうです。
ただ惰性で生きたくはない、人生を変えることが出来るのだろうか。
家業である織物工場を必死に守ってきた一方で、自分の生き方についても考えていたのです。
いやー壮大な悩みですね。聞かれても答えが出ないくらい壮大です。

そんな、ある時。
JICAボランティア募集のポスターを見かけたそうです。
そこに映っていたシニア海外ボランティアの表情が忘れられないと言います。
眩しいくらいに目が輝いていたそうです。
とっても素敵な笑顔に、自分もそうなりたいと思ったのです。

充実した人生を送るためには、人生を変えるためには、自分から行動するしかない。
海外に行けば、JICAボランティアに参加すれば、ハラハラドキドキする人生が送れるかもしれない。

新聞で見かけたJICAボランティアの説明会に参加してみることにしました。
この時はまだ、家族に秘密だったそうです。
けっこういらっしゃいますよ、秘密主義の協力隊!
確信犯的事後報告ってやつです。笑
説明会で協力隊経験者の話や自分が参加できそうな職種を調べてみると、まさに自分のための職種じゃないかと思うくらい、見事にマッチした職種を見つけたのです。
自分がやってきた繊維の仕事が、そのまま活かせる要請があったのです。
もしかしたら。これかもしれない。
この説明会で参加を決意したと言っても過言ではありませんね。

さて、シニア海外ボランティアは実は家族(配偶者)が同伴することができるのです。シニアボランティアの特権ですね。笑
だから、一番大事なのは家族を説得することなんです。
えーと、私の勝手な統計によりますと、大抵のシニア海外ボランティアさんは単身赴任でしたけどね。

菅野さんはと言うと、なんと奥さんも一緒にシリアに行かれたそうです。
いやー理解のある奥様ですね。
当時、奥さんも働いていらっしゃいましたので、仕事を辞めて海外に付いていくって、奥さんにとっても大きな決断だったと思います。

説明会から帰って初めて家族に相談した時も、いいじゃん!だって。
今までボランティアをやりたいなんて言ったこともなかったのに、やってみたらと応援してくれたのです。

59才の選択は、たった2年間のJICAボランティアだけの話ではなく、その後の人生を懸けた大きな決断だったのです。
だからこそ、菅野さんの思いを一番知っていたのは家族だったんですね。

家族には不安や心配もかけるかもしれません。
だから家族と話し合って、理解があって、協力があって、はじめてJICAボランティアになれるのです。
JICAボランティアは、世界も自分も変える仕事なんです。
それ以上に、自分と家族を知る仕事でもあるんです。


菅野さんのシリアでの活動は、また来週です!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松では現在、2016年度2次隊の訓練を行っています。
7月7日に訓練所に入所して、まもなく20日目。
訓練生同士の仲もだいぶ深まってきたように感じます。

さて今週は、語学訓練のほかに体力維持講座やコミュニケーション技法の講座を学びました。派遣国では自ら率先して体力作りやコミュニケーションを高める努力をしなければなりません。ボランティアは語学以外にも、自ら進んで行動するという積極性が求められます。訓練生はボランティアとして必要な知識を身につけ派遣国へと向かいます。

訓練の様子はJICA二本松のホームページ、facebookで随時更新しています。
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2016年7月23日(gy) 08:30

「ネパール」に派遣されていました、平川 佐智恵さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」7/16放送

こんにちは、DJイタルです!

もういくつ寝ると夏休みだい?
来週の今頃はもう夏休みかな?
つくづく学生の夏休みがうらやましいですな。
もう暑い日が続きますから、熱中症予防お忘れなく!  


今週のゲストは、先週に引き続きまして108人目。
シニア海外ボランティア 平成20年度4次隊で「ネパール」に派遣されていました、平川 佐智恵(ヒラカワ サチエ)さんです。
職種は「テキスタイルデザイン」です。
福島県いわき市のご出身で、現役バリバリの養護学校の先生でいらっしゃいます。
JICAボランティアは自己啓発休業制度を利用して現職参加されました。
平川さんは2009年3月から2011年3月まで派遣されております。


さて皆さん、テキスタイルってご存知ですか?
なんか響きがカッコイイでしょ?シャレオツな感じッス。
いわゆる手工芸と言われるもので、幅広く織物、染め物の総称だそうです。
ファッション業界などではよく使われる言葉だとか。
こんな職種がJICAボランティアにはあるんです!

平川さんは養護学校の先生でいらっしゃいますが、先生になる前からこのテキスタイルに興味を持ち、東京の織物教室からはたまた海外まで行って染め物・織物を勉強されてきたのです。

では、なぜテキスタイルから国際協力へ?

現職の特別支援教育の先生として研究していたのはテキスタイルや美術教育だったそうですが、もともとは社会科の先生でしたので、海外への興味から途上国で働くことにも長い間関心を持っていたそうです。
教育とテキスタイル、どちらかということではなくて、この2つをつなぐことができるのではないかと思っていましたし、まさに日本の養護学校でもそれを実践していたそうです。
テキスタイルを通して人に向き合うということ。
自分の好きなことをもっと社会的な形に。
というのは、養護学校の教員を志した時から始まっていまして、この気持ちはずっと変わらずに今も持ち続けている、平川さんの軸になるものなのです。
このスタンスは、行く前も帰って来てからも貫かれているのです。


さて、平川さんが派遣された国が「ネパール」です。
ネパールはインドと中国という大国に挟まれた内陸国です。
8000m級の山々が連なるヒマラヤ山脈のイメージもありますよね?
世界最高峰のエベレストなど、ヒマラヤ登山の玄関口になっています。
ってことは、寒いんですよね。そりゃ寒いっすよね。
ネパールの気候は地域差というよりは標高差で決まるそうです。
世界で唯一、国旗が四角形じゃなんです。
見たことあるでしょ?インド料理屋さんのお店の前に飾られた三角形が2つくっついた国旗。日本のインドカレーのお店はネパール人がやっていることも多いんだそうです。笑

そんなネパールで2年間のシニア海外ボランティア生活が始まったのです。

平川さんが派遣されていたのが、ネパールのカトマンズ空港からほど近い場所にある「シャンティ セワ」という障害者支援のNGOだったそうです。
ドイツ人が創設したハンセン氏病支援のクリニック部門がベースになっていて、生活施設もあるそうです。
利用者が300人以上いる結構大きなNGOで、このNGOの福祉就労部門では、縫製、木工、カード製作、シルバーアクセサリー、再生燃料製作、そしてフェルトと様々なセクションに分かれていたそうです。
ここで製作されたモノはNGOの本国ドイツに輸出されるそうです。

平川さんの担当は、もちろんフェルトセクションです。
フェルトセクションには20〜30代の10名の女性ワーカーさんがいて、家族がハンセン氏病で偏見があって地域で働けない人など、全ての人が障害があるわけではないそうです。
このセクションでは、今までもドイツからテキスタイルのボランティアを呼んでフェルト製作をやっていたそうですが、なかなか成果が出ず正直「どうしたらいいのかわからない」存在だったそうです。

一口にフェルト製作と言っても、布を買ってきて商品作りするのではなく、羊毛からフェルト生地を作り出すことから始まります。
羊毛、石けん水、振動、温度、圧力、コレなんの話?って思いますよね。
それぞれを適宜コントロールすることでフェルト生地が出来上がるそうです。
布状はもちろん、球体、袋状などありとあらゆる形に作り出すことが出来て、立体表現を楽しめるのもフェルトの良さなのです。
ただ材料の状態が常に変化しますので素材を理解することがとても大事だそうです。

平川さんがNGOに派遣された時のフェルトセクションは、まさに行き詰まっていたそうです。サイズや重量の課題などがあり、輸出にあった商品開発が望まれていたのです。
分からない存在。行き詰まっていた。そう、困っていたんですね。
むしろ平川さんにとっては、困っていることが良かったのです。

日本の養護学校では障害を持った子供たちに作りやすいモノを考えながら実践してきましたので、日本の実践で培った経験と感覚が活きるのです。
まずは、扱いやすいモノは手のひらサイズという基準を提案したそうです。
大きさの規格はとても重要で、輸出の際の重量にも関係しますし、作り手の労働条件の緩和にも役立ったり、お土産品としても都合が良かったのです。
大きな商品をだんだん小さな商品に切り替えていったのです。
手のひらサイズのネパールに咲くハイビスカスの花や、ネパールにいるゾウやヤクのおもちゃを作ったそうです。
ビックリなのは、それらの設計図は存在しないそうです。
全てのワーカーさんが字を読めるわけではないので、何度も作り直しながら、少しずつ変更を作品に落とし込んで、商品化するそうです。
みんなで作りながら、みんなの意見を取り入れながら、ひとつのカタチにする。
そうして自分が作ったモノや自分たちの仕事が認められることで、それが喜びになり、次のモチベーションになるのです。

ついには、そこから人気商品も生まれ「どうしたらいいかわからない」存在だったフェルトセクションがNGOの事務局からボーナスが出るほど認められたそうです。

それからなんと、ネパールの手工芸品の輸出を管理している「ネパール手工芸協会」からワークショップの要請があり、ワーカーさんが講師として活躍する場面もあったそうです。
作り手だった女性が教える立場になるってことは、自信に繋がるのです。
おおげさでもなく生きるチカラになるのです。


手工芸と社会科学、テキスタイルと特別支援教育。
どれもこれもおもしろく、30年の年月をかけて、ネパールでの開発支援の仕事ですべてが一つになった!と感じたそうです。
でも、平川さんの中ではまだ続いているそうです。
JICAボランティアは通過点、いまも走り続けているのです!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松では現在、平成28年度2次隊の訓練を行っています。
7月7日に訓練所に入所して、訓練も10日目。
シニア海外ボランティア訓練生は早くも残り25日になります。
訓練生の皆さんには1日1日を大切に、多くのことを学んで頂きたいと思います。

さて、今週訓練所では語学訓練以外に予防線種や放射能勉強会が実施されました。それぞれの派遣国で2年間無事に過ごすためには週に1度の予防接種は避けて通れません。
そして、東日本大震災後に設けられた講座が放射能勉強会です。
この講座では放射能に対する正しい知識と理解を持ち、与えられた情報だけを信じるのではなく、多角的に物事を判断することを学びます。

また訓練の中には福島県が実施する被災地視察があります。まだまだ震災の爪痕が残る福島県ですが、全国から集まってくるJICAボランティアには多くのことを吸収してもらえればと思います。

そして今日は、体力テストがあります。語学の成績以外に体力面において現実を突き付けられる訓練生もいるかもしれません。笑
でも、夢に向かって頑張って下さい!

訓練の様子はJICA二本松のフェイスブックで随時更新しています。
訓練生の成長の様子をぜひチェックして下さい!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
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2016年7月16日(gy) 08:30

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